肆 / A STORY OF THE IN-BETWEEN
妖怪は、
境目に
あらわれる。
昼と夜、山と里、陸と水、生と死。昔の人びとは、ふたつの世界が触れ合う場所に不思議な気配を感じました。
説明できない音、見慣れない影、突然の病や自然の脅威。妖怪は、分からないものへ名前と姿を与え、語り継ぐための知恵でもありました。
「こわい」は、知らない世界への入口かもしれない。外部資料をひらく
日本妖怪文化案内 / FIELD GUIDE TO YŌKAI
こわくて、おかしくて、どこか懐かしい。
妖怪たちの名前、土地、物語をめぐる現代の百鬼夜行絵巻。
壱 / FOUR DOORS TO THE OTHER WORLD
妖怪は、どこにでも同じ姿で現れるわけではありません。 水、山、雪、家。それぞれの場所が、それぞれの怪異を育てます。
水は暮らしを支え、ときに命を奪う。川、沼、海の怪異には、人と水が交わしてきた畏れと約束が残っています。
弐 / THE GREAT YŌKAI INDEX
名前を知っている妖怪から。
まだ名前も知らない気配から。
参 / YŌKAI MAP OF JAPAN
同じ名前でも、山を越えれば姿や性格が変わる。 地域を選んで、その土地に残る妖怪の入口をひらいてみましょう。
長い冬と深い雪に閉ざされる土地では、自然への畏れと、家を守る見えない住人の物語が重なります。
気配:足音、子どもの笑い声、白い人影
肆 / A STORY OF THE IN-BETWEEN
昼と夜、山と里、陸と水、生と死。昔の人びとは、ふたつの世界が触れ合う場所に不思議な気配を感じました。
説明できない音、見慣れない影、突然の病や自然の脅威。妖怪は、分からないものへ名前と姿を与え、語り継ぐための知恵でもありました。
「こわい」は、知らない世界への入口かもしれない。外部資料をひらく
妖怪文化ミニ案内 / A SHORT GUIDE TO YŌKAI
妖怪に唯一の定義や姿はありません。 まずは、よく尋ねられる四つの問いから、土地と時代が育てた怪異を読み解きます。
妖怪は、自然現象、動物、道具、土地の記憶など、人の理解を越えた不思議へ名前や姿を与えて語り継いだ存在です。意味や分類は、時代や地域、研究の立場によって変わります。
一般には、幽霊は亡くなった特定の人の思いや因縁と結びつき、妖怪は場所、現象、動物、道具など幅広い怪異を含むと説明されます。ただし両者の境界は明確ではなく、物語の中で重なり合うこともあります。
共通とは限りません。同じ名前でも、土地が変われば呼び名、姿、性格、現れる場所が変化します。河童のように全国各地で語られながら、地域ごとに異なる特徴を持つ妖怪もいます。
日本の妖怪108体について、名前と読み方、絵姿、主な伝承地域、現れる場所、気質、知られる時代を確認できます。六地方の妖怪地図、四つの境界、百問から出題される妖怪クイズも収録しています。
伍 / TEST YOUR YŌKAI SENSE
百問の問題帖から選ばれた五つの問いで、あなたの妖怪感度を測ります。
今夜も、あなたのすぐ隣を通っている。